| BCJスペイン・ツアー便り vol.4 2002/3/24 | ||||||||
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サン・セバスチャンからサラゴサへ サン・セバスチャンの素晴らしいのはホールだけではなく、海に面した街並みは歩いていてもこの上なく気持ちよい。しかもスペインで一番美味しい街、ミシュランの星のついたレストランも何軒かあるという話だったので、朝出発の予定を変更して夕方までエンジョイすることにしたのだが、これがとんでもないあだとなってしまった! スペインのオーガナイザーが予約してくれたレストランに行ったのは雅明ほか6人、僕や事務局の人など「船頭」全部が含まれていたが、気が付いたら出発の時間を過ぎていた!!大慌てでホテルに電話をしてもらい、とりあえず2台のバスのうち一台を先に出してもらうことにした。ところがこのバスの運転手が道を間違って100Kmも行くというすごいドジを踏み、結局遅れて帰った僕たちを乗せた2台目のバスの方が早く着いてしまった。しかもサラゴサの街ではEUの会議か何かがあるとかで通行規制中、東京のような渋滞だった。2時間半程度のはずだったところを5時間もかかってようやく着いたバスにはソリスト全部、コンサートマスター、病気の人など多くが乗っていた…。せめてものお詫びのカヴァ(スペインのシャンパン)とジュースなどをロビーに用意したが、弁解の余地まったく無し。皆さん、ごめんなさい。 翌日、サラゴサでのコンサート・ホールは以前プティット・バンドでも来たことのある場所だが、今回のツァー中一番素晴らしいホールとのこと。サン・セバスチャンは1800人、ここは2000人という大きなホールだが素晴らしい音響で、両方とも売り切れの盛況。この日は時間がゆっくりあって、細かい点なども練習できた。サン・セバスチャンまで弾いてくれていたコントラバスのエリーゼはベルギーへ戻り、デン・ハーグからフィンランド人のマリアが来てくれた。前日もオランダでマタイを弾き、夜中に帰って朝5時出発、僕たちがホテルを出る5分前に到着したという話だったが、力強く音楽的なサポートで嬉しかった。聴衆はサン・セバスチャンよりもさらに集中した感じで、ここまでで一番良いコンサート。ゲルトとロビンの安定感と抜きんでた音楽性には舌を巻く。演奏もよかったと思うが、パッションが終ったところで熱狂的な「ブラヴォー!」と来るのはどうも戸惑ってしまう。 コンサートが終ってホールを出たのは12時過ぎだったが、ドジ旅行のお詫びということでスペインのエージェントがレストランを貸切って振舞ってくれた。ワインやカヴァをたらふく飲んで帰ったのは3時過ぎぐらいだったか。スペインはまことに夜更かしの国である。 | ||||||||
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