| ミト・デラルコ第4回コンサートのご報告 2002/4/15 |
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皆様如何お過ごしでいらっしゃいますか。 スペイン・ツァー、カフェ・マイスターでのコンサートに引き続いて、昨日まではミト・デラルコとともにボッケリーニ漬け、偶然にもスパニッシュものが続きました。今回はギターの福田進一さんをお迎えして、珍しいギター・クインテットを2曲、それにクァルテットを2曲というプログラム。 すでに写真は載せてありますが、福田さんは1840年のラコートという素晴らしい楽器を使っておられます。ボッケリーニにどういう楽器が本当に相応しいのか、論議の分かれるところだということでしたが、このパリ製の楽器は時代こそ少し後ではあるものの様式的にはボッケリーニの頃の楽器として十分あり得るというお話でした。現代の楽器に比べると「何これ、ウクレレかいな?」というほどに小さな胴体なのにも拘わらず、驚くほどよく通る音と豊かな響きでした。 実は何を隠そう、僕もギターと一緒のコンサートはこれが生まれて初めて、ましてやオリジナルのギターとなると、福田さんの演奏を7年も前に聴かせていただいたことがあるだけでした。今回はその独特の響き、そしてクァルテットとの混じり具合の美しさをとても楽しむことができました。 しかしながら、コンサートにいらっしゃった方はご存知のとおり、今回のプログラムはメチャメチャに忙しい、コワ〜い本番でした。大体がボッケリーニですからチェロは大活躍です。どうやって弾いたらよいのか解らないフラジオレット(ハーモニックス)もありましたし、高音域のメロディもなかなか大変でした。しかしそれより何より、とうとうカスタネット・デビューもしてしまった!念のため書いておきますが、あれは僕が勝手に楽しんでやっているわけではありません。35小節もお休みで、そこにcastagnettesと書かれているのです。どういうリズムで、といったことは一切書かれていないので、それは自分で決めなければなりません。何が大変って、そこまでのチェロ・パートだってとても難しいのに、とにかくそこでさっと弾くのを止めて、譜めくりをして、弓を置いて、ポケットから音がしないようにカスタネットを出して、最初はピアノで叩き始めるまでに4小節しかないのです。紀尾井ホールでのコンサートでは間に合わなかったので8小節後からになってしまいましたが、水戸では無事成功しました。やれやれ、しばらくはどんなダンゴも要らないぞ、という感じです。 当日のプログラムと水戸芸術館の広報紙VIVOにも掲載されましたが、ボッケリーニについて僕が書いた文がありますのでそれもこちらに載せることにしました。お楽しみいただければ幸いです。 さて、次はマジメなカンタータ。帽子のようにひょいとアタマをすげ替えて… |
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