鈴木秀美/バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)  SACDハイブリッド

名手・鈴木秀美が満を持して放つ無伴奏チェロ組曲の10年ぶりDSD再録音、深化したバッハ!
4.0chマルチを含むSACDハイブリッドで、バッハの320年目の誕生に堂々発売!!



 鈴木秀美が1995年に録音・発売したバッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)は、 日本人初のピリオド楽器によるレコーディングとして高い評価(平成7年度文 化庁芸術作品賞受賞)とリスナーの支持を得て名盤としてロング・セラーを 続けています(欧米でも発売済み)。そのアルバムから10年を経て、鈴木秀美が 満を持して取り組んだ、バッハの器楽曲の最高峰、チェロ組曲の再録音の登場です。
 この作品のバッハの自筆譜は残っておらず、前作ではアンナ・マグダレーナ・ バッハと弟子のケルナーによる筆写譜を基本に演奏・録音されましたが、 この録音では2000年に出版されたベーレンライター版とブライトコップフ版 という近年の研究・出版成果を踏まえ、鈴木秀美がこの10年間に熟成させた 音楽性と確信したアーティキュレーションとフレージングを実践。DSD レコーディングでホールの豊かなアコースティックとプレゼンスを生かした 4.0chマルチ(サラウンド)と2chステレオというかつてない最高音質で聴く ことができる、バッハ:無伴奏チェロ組曲の録音としては初のマルチ・チャンネルを 含む進化したリリース。
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)
Disc 1 組曲 第1番 ト長調 BWV1007
組曲 第3番 ハ長調 BWV1009
組曲 第5番 ハ短調 BWV1011
Disc 2 組曲 第4番 変ホ長調 BWV1010
組曲 第2番 ニ短調 BWV1008
組曲 第6番 ニ長調 BWV1012

鈴木秀美(チェロ)

[チェロ:アンドレア・アマティ(?クレモナ1570年頃?)、第6番:5弦のチェロ・ピッコロ (作者不詳18世紀前半ドイツ)、弓:ルイス=エミリオ・ロドリゲス(1995年デン・ハーグ)]

●DSDレコーディング:2004年10月31日-11月5日、8-11日、秩父ミューズパーク音楽堂

BMGファンハウス(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)
SACDハイブリッド盤:BVCD-34028〜29[2枚組]\4,200(税込)
 通常のCD専用プレイヤーで再生可能です。
2005年3月21日発売
  このアルバムによせて       鈴木秀美

 『世の中でこの組曲は特別に扱われ、ややもすると神聖視されているように さえ感じられる。もちろん大切な曲であり素晴らしい作品には違いないが、 宗教曲ではないのだし、プレリュードの後に続くのは「舞曲」ではないか。 しかもバッハはこれを晩年に書いたのではなく、およそ30台の半ば、まだ若く エネルギー溢れるときに書いたのだ。一生の集大成、総決算のような姿勢で この曲に向き合うのは、必ずしもこの曲に近づく最良の道とは言えないので はないか』…そんなことを思い、作曲当時のバッハと同じ年頃のあいだに 弾きたいと考えて行ったのが第1回目の録音であった。あれから10年。 正直なところ、こんなに早く再録できるとは思っていなかった。「録音が 終わる頃には、始めたときよりずっとその曲を分かるように感じるだろう? だから録音が終わるや否や、次はいつできるかと待ち望む人生が始まるんだよ」 と笑って話してくれたのはアンナー・ビルスマであった。「終わるや否や」か どうかは分からないが、何度も弾いていれば考えも自然と変わってくる。 コンサートの後CDを買っていかれる方を見ると「そこには今の演奏は入って いませんよ」と言いたくなることもある。組曲に関して、或いはチェロを 弾くこと自体に関していろいろと変化が起きてきたときに録音の機会が 再び与えられたのは真に幸いであった。(後略)
〈ライナーノーツより〉