| 第16回カフェへのお誘い
2003/9/17 |
|
カフェ・ファンの皆様、 少し涼しくなり、秋の気配を感じるようになって参りました。 皆様如何お過ごしでいらっしゃいますか。 さて、第16回ガット・カフェでは、久しぶりにバッハの無伴 奏チェロ組曲を取り上げたいと思います。 そもそも、組曲についてじっくりマスタークラスをしたいと思 って1回に1曲ずつ、全部で6回というシリーズをしたのがこのカフェの始 まりでした。チェロ奏者・愛好家にとって、この組曲は出発点でありゴール であり…生涯付き合っていくものとも言え、伴侶のように感じておられる方 もいらっしゃるでしょう。たかが6曲、されど6曲…数少ない音ながら雄弁 で濃密な曲の数々は、汲めども尽きぬ泉のように、出会うたびに新鮮な味わ いを残してくれます。 この組曲との付き合いは本当に人それぞれで、ロマンティック というよりむしろ単なる個人的見解といった感さえある演奏にも遭遇します。 もちろん、時代の様式に則って演奏しようとする人が以前に比べてはるかに 多いことも事実です。そのようであってもなくても、ときには自分のバッハ を見つめ直す、音楽との付き合いを見つめ直すといった作業は必要でしょう。 そんなとき助けとなるのは、先生に習った指使いやボウイングなどではなく、 バッハの音楽はそもそもどんなものだったのだろう、その頃他にはどんなも のがあったのだろう、どんな楽器で弾かれたのだろう等々というように、原 点に立ち返って曲を取り巻く状況を知り、少し距離を置いて曲を見ることで す。技術的なことのみ言うにしましても、指の上げ下ろしは最初にどう習っ たっけ?ボウイングは?と、やはり基本に還ることが一番の早道であること が多いのです。 今回の会場は池上実相寺。東京都内とは思えない静かさは、も の思わせる秋の午後と夜長をバッハと共に過ごすには理想的な場所です。も ちろんここはコンサート会場ではありません。しかしガット・カフェはただ コンサートをする催しではなく、聴いている方々も演奏者と共にバッハの美 しさ、奥深さを感じ、楽譜の細部を覗き込み、また音楽がどうあるべきかと いうことについて思いを巡らせ、解らないときには意見を言い質問をしてみ る、そんな場所であり、またそうあって欲しいのです。実相寺の雰囲気と演 奏者との「至近距離」は、そのような目的には理想的なのです。 夜のコンサートでは、普段あまり聴く(弾く)機会のないピッコ ロをお楽しみいただきたく、前半には私が初めて人前で演奏するフルート・ パルティータと組曲の第6番、後半には「普通サイズ」のチェロで、しかし あまり普通ではない調弦の組曲、第5番をお送りする予定です。どうぞお楽 しみに。 皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。 店主敬白
|
| 第16回ガット・カフェ「バッハ無伴奏組曲」 | ||||||||||
| 課題 | 「バッハ無伴奏組曲」 | |||||||||
| 場所 | 池上 実相寺 60席限定 | |||||||||
| 日時 | 2003年11月1日(土)
| |||||||||
| 入場料 |
| |||||||||
| ご予約の受付は終了しました。たくさんのお申し込みありがとうございます。 (10/2) | ||||||||||
|
第16回ガット・カフェのコンサート・プログラム
第16回カフェのアフター・テイスト 第16回カフェの写真館 | ||
| ▲ | ガット・カフェの記録 | ▼ |