| ガット・カフェ第12回のお誘い、ご案内
2002/8/22 |
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ようやく少しは過ごし易い人間的環境になってまいりました。皆様如何おすごしでいらっしゃいますか 。 次回第12回のカフェは住み慣れた近江楽堂を離れ、池上実相寺のロビーをお借りして行ないます。これは、今後ずっとそこで行なうという意味ではなく、とりあえず次回は、という意味です。 バロックの演奏とそのテクニックを論議するにあたって、近江楽堂はよい場所でもありました。長すぎるほどの響きの中では本当によく発音された音しか聴き取れず、変なクレッシェンドなどが起きるとすぐ、部屋がそれを増幅して教えてくれるからです。しかし、曲によっては本当に響きすぎでもあり、また複数のチェロが演奏する場合にはかなり辛い面もあったと思います。 そもそもバッハの無伴奏組曲で始めたこのマスタークラス・シリーズですが、これから先の課題やプログラムとしてもう少しクラシック的なもの、また弦楽器のアンサンブルなどをも想定いたしますと、近江楽堂の環境は少々間尺に合わなくなってきたと言わざるを得ません。そこで、この秋から新しい場所でいこう、と考えていたわけですが、ちょっと考えが甘くて希望していた場所はとっくに予約済み、そこでまた困ったときの「実相寺さ〜ん!」となったわけです。これから先の場所についてはまた新たにご案内をさせていただきます。 それからもう一つ、前回をもちましてガット・カフェはバッハ・コレギウム・ジャパンのマネージではなくなりました。当分はどこにもマネージヤは置かず、受付・申し込み・お問合せなどは基本的にホームページ上で行なうことと致しますので、どうかよろしくお願いいたします。 さて、次回11月16日は、まさにその「2チェロの場合」です。チェロはコンティヌオ楽器ですが、チェロのコンティヌオを弾くときには、互いが同音域、同音質であることから、相手の音と相殺してしまわないよう注意しなければなりません。しかしそれがロマン派的なものの場合、二つの「マジック・ボックス」、チェロの溶け合い方は絶妙です。2台だけでオーケストラのようになるかと思えば四声の男声合唱のようにもなります。そのあたりの混ぜ具合、バランスや弓運びなどについて考えてみたいと思い、これを題材とすることにいたしました。課題に選んであるポッパーという名前を見てどきッとされた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ここに選ばれているものは和声も本当に美しい小品でありながら易しくて、1番チェロは全部ファースト・ポジジョンだけで弾くこともできるのです。ロンベルクはベートーヴェンと同時代のクラシック、そしてチリはもう少しバロック的な音楽です。エンドピンはあってもなくても結構、しかしできればガット弦を張って挑戦してください。 夜のコンサートには古川展生君をお招きして、前半にはドッツァウアとロンベルク、後半にはポッパーなどを取り上げてみたいと思っています。ポッパーの「組曲」は素晴らしい曲ですし、それと共に学生の頭痛の種、例の「40のエチュード」に僕が第2チェロを付けたものの中から数曲をご紹介してみようかな、と考えております。どうぞご期待ください。 実相寺にまだお出でになったことのない方、「え、お寺?」と訝られることなかれ。モダンで、しかし実に日本的な美しい空間です。終わった後には簡単なパーティもできるか、と考えております。交通の便については別のご案内をご覧ください。 では、チェロの馥郁たる響きを愛する皆様、どうぞご友人などお誘い合わせの上、お越しください。 店主敬白
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| 第12回ガット・カフェ「2台のチェロ」 | |||||||||||||
| 課題 |
ポッパーの「15の易しいエチュード」から (1チェロは全部1stポジションだけで弾けます) ロンベルクの「3つの易しいソナタ」から チリ(Gianbattista Cirri)のソナタ(18世紀後半、よりバロックに近い) | ||||||||||||
| 場所 | 池上 実相寺 | ||||||||||||
| 日時 | 2002年11月16日(土)
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| ゲスト出演 | 古川展生(チェロ) | ||||||||||||
| 入場料 |
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資料ならびにパーティーの準備の都合がありますので,ご予約をお願いします。
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第12回ガット・カフェのコンサート・プログラム
第12回ガット・カフェを終わって | ||
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