| ガット・カフェ第10回『コンティヌオのウラ・おもて』のアフター・テイスト
2002/6/4 |
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ガット・ファンの皆様、 先日は大勢カフェに足をお運びくださり、有難うございました。ご報告が遅くなり、申し訳ありません。コレッリとルクレールのヴァイオリン・ソナタ、お楽しみいただけたでしょうか。 ヴァイオリンなど弦楽器が相手のときは、弓のスピード、弦に弓を置く時間、移弦のタイミングなどチェロとの技術的共通点の多くを目で見て合わせられます。そういう意味では、前回のように歌のテキストに合わせる仕事より楽だったかもしれません。受講された方々も、そういうことに注意して弾いたときその場で変わる、合わせ方がよくなるといったことを体感できたのではないでしょうか。 これは特にヴァイオリン相手の時には限らないことですが、コンティヌオを弾いているときに重要なのは、曲の構成を理解すること、特に和声をよく理解してその緊張と弛緩の関係を感じ、色合いを作り出していくことでしょう。もう一つ大事な点はテンポをよくキープすることです。基本的なテンポはどうだったか、今それに比べて速くなっているのか遅くなっているのか、変わったとしたらどこで戻すのか、フレーズは次どこで切れるのか…そういったことを常に把握して全体の構築に自分が常に関与していること、それがコンティヌオの役目だといえます。そして、バスのラインの上に上声部が乗って楽に弾けるように運んであげなければなりません。コレッリやルクレールではときにバスパートがかなり忙しいので、弾くことが難しくなったときにもなお上のパートを聴き続けられるような心理状態を保てるように心がけなければなりません。言うのは簡単ですが…難しいことですね。それと同時に、ルクレールのシャコンヌのように、バスのパートから発展して活躍する音型が与えられたときには、十分華やかに響くべきです。 相手がヴァイオリンやフルートなど楽器一つの場合、チェロの音量が大きすぎないように気をつけなければなりません、と皆さんに話したのですが、夜のコンサートでは私が大きすぎたというご指摘を受けてしまいました。ヴァイオリンは十分聞こえていたと思ったのですが…気をつけます、ハイ。 最後になりましたが、長い時間カフェに付き合い、また夜のコンサートでは素晴らしい演奏をしてくださった荒木優子さんと大塚直哉君に改めてお礼を申し上げ、拍手喝采をしたいと思います。 さて、既にご案内をしておりますが、第11回のカフェは「オルガンとの場合」です。詳細は別に載せてありますのでご覧ください。どうぞお楽しみに。 |
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