ガット・カフェ第6回
〜ボッケリーニの魅力を探る〜

おそらく歴史上もっとも優れたチェリストであったボッケリーニ。

後半生をスペインで過ごした彼の作品には独特の雰囲気がありますが、遠隔地にいたためもあって当時から有名出版社の改竄にあい、現代もまた演奏・出版の両方で心ない扱いや誤解を受けています。ソナタやコンチェルトなどの有名な作品を通してそれらの経緯を知り、使用楽器や出版物の問題についても語る場にしたいと思います。コンサートではボッケリーニの真髄である室内楽をお楽しみいただきましょう。

追伸(2000年4月23日)

ガット・ファンの皆々様、

 暖かかったり寒かったり、ガット弦の音程のように不安定な日々が続いておりますが、皆さま如何お過ごしでいらっしゃいますか。
 次回のカフェ、5月12日についてもう少しご案内させていただきます。
 まず今回はボッケリーニ、マドリッドのピッチがどうであったか、またこれらのソナタがいつどこで作曲されたのかはっきりとはしないものの、一応ピッチは430Hzと決めさせてください。
 事務所で用意している楽譜は、通常『6番』と呼ばれるA-dur、もう一つのA-dur、そしてけっこうよく知られているC-dur、この3曲の筆写譜と18世紀末期にロンドンで出版された出版譜です。これ以外のソナタで受講なさってもいっこうに構いませんが、殆ど全ての出版譜には問題があります。もちろん、そのことについてお話するのもカフェの目的ですからいいのですが。これらの曲については、一般的な楽譜をお持ちの場合、持っていらっしゃって比較するのも面白いでしょう。
 夜のコンサートでは、今回は贅沢にゲストをたくさんお願いして、まずチェロ・ソナタを2曲、それからヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのトリオを1曲、それからチェロ2台を含むクィンテットを2曲お楽しみいただく予定です。
ボッケリーニにつきましてはお話したいことがたくさんございます。世の中で悲しい取り扱われ方をしているケースが非常に多いからです。
是非、お友達もお誘い合わせの上お越しくださいますよう、お願い申し上げます。

(ガットカフェ亭主 鈴木秀美)

会場:近江楽堂 (おうみがくどう 東京オペラシティ3F)
日時:5月12日(土) 14時より「レッスン&レクチャー」、19時より「コンサート」
ゲスト:高田あずみ、竹嶋祐子(ヴァイオリン)森田芳子(ヴィオラ)古川展生(チェロ)
入場料:受講とコンサート鑑賞 3,000円 聴講とコンサート鑑賞 4,500円 コンサート鑑賞のみ 6,000円

資料準備のため、受講のご予約はあらかじめお電話でお願いいたします。(BCJ事務局 03-3226-5333)
皆様のご来場をお待ちしております。始めての方もお気軽にどうぞ。

第6回ガット・カフェの演奏曲目
第6回ガット・カフェ後のご挨拶
ガット・カフェの記録