小島芳子&鈴木秀美デュオ


このページでは、長年共演している小島芳子さんとの活動を特集してご紹介し、また彼女自身の演奏予定や録音などの活動、そして使用するピアノの写真や話題なども盛り込んでいきたいと考えています。
  • 小島芳子プロフィール
  • デュオ・ディスコグラフィー
  • 「デュオ」の歴史(2002/2/15)
  • 『ロマンス』プログラムについて(2002/2/20)
  • 『ロマンス』トライアウト後のご挨拶(2002/2/28)
  • エラールピアノ写真集(2002/2/21,3/2)
  • 『ロマンス』録音終了のご報告(2002/3/10)
  • カフェ・コンサート終了(2002/4/10)
  • デュオで使用した楽器 vol.1(Fritz) vol.2(Walter)(2002/7/6)

  •   ファンの皆様、

      もう既にご存知の方も多くいらっしゃるとおり、小島芳子さんは去る5月21日の 午前7時46分に天に召されました。大きな音楽的才能が43歳にして散ってしまっ たことの残念さは言葉に表しようがありません。またご家族の悲しみは如何ば かりであろうかとお悔やみ申し上げます。

      1983年11月2日のリサイタルのときに初めて共演して以来、オランダへの留学期 間中、またその後ヨーロッパと日本でのコンサート等々、数え切れないほどの コンサートを一緒にしてきたわけですが、今振り返ってみれば、あれを弾いて おきたかった、これを録音しておきたかったなどとも思いますし、またコンサ ートで幾たびとなく弾いてきたもので録音されていないものがかなりあって惜 しくも思います。しかし、それらは全て、人知の及ばない神様のご計画による ものとしか言いようがありません。今は、できなかったことを惜しむより、20 年という長い時間のうちにできた収穫の方を感謝しなければならないと思って います。

      録音の数は決して多くありませんが、ベートーヴェンの作品全集やチェロ・ピッ コロによるアルペジォーネ・ソナタ、また忘れ去られている小品を多く含む 「ロマンス」などの録音は全て、彼女との共演であったからこそなし得た仕事で ありました。自分でその結果に満足しているわけではありませんが、録音環境や 楽器の選択など、全てにおいてそのときのベストをしてきた結果ではあります。

      どれ一つをとっても決して簡単ではなかったこれらの作品をこのような録音に 残すことができ、それなりに評価をいただいていることを心から感謝しています。 惜しかった、なぜこんな若さで、と悔やんでも小島さんは戻ってきませんし、 そこからは何も生まれません。彼女の人となりや音楽性を知る私たちは、共有 できた音楽的時間の素晴らしさを記憶し回想するばかりでなく、彼女のために も、それを心の糧としてさらによい音楽をし続けていかなければなりません。

      このコーナーは、彼女とのコンサート活動や録音などを皆様にご紹介する目的 で設けておりましたが、もう新しいお知らせがここに書き込まれることはあり ません。これから先の「更新」はページ上ではなく、私たちの心の内で行われ るのです。音楽の霊感に満ちたページを書き加えていくことができるよう、 ファンの皆様のお力添えをお願い申し上げます。

    (2004/06/04)